2017-04-11 第193回国会 衆議院 環境委員会 第11号
僕はイタイイタイ病の発生源であった神岡鉱山の亜鉛電解工場の地下水汚染対策を二十年かけてやったんですけれども、まだいまだにきれいにならないので、ずっとくみ上げて処理しているんですよ。一回地下水が汚染されると、土以上に浄化は非常に難しいんです。そういうことを実感していますので、もともとおかしいと思っていたんですね。
僕はイタイイタイ病の発生源であった神岡鉱山の亜鉛電解工場の地下水汚染対策を二十年かけてやったんですけれども、まだいまだにきれいにならないので、ずっとくみ上げて処理しているんですよ。一回地下水が汚染されると、土以上に浄化は非常に難しいんです。そういうことを実感していますので、もともとおかしいと思っていたんですね。
この日本製紙の岩国工場では、化成品やパルプ製造用の自家消費薬品供給のために、電解工場を持って、塩素、苛性ソーダを生産をしてきました。その電解設備は、一九六一年から水銀法、これは水銀を使うやり方ですよね、水銀法でスタートをして、水俣病問題を受けて、一九七四年に隔膜法というやり方に、水銀を使わない方法に製造法を転換するまで十三年間、水銀を大量に使用して排水汚泥を瀬戸内海に排出してきたと。
鹿島には苛性ソーダを作る電解工場がございまして、そこで触媒、触媒じゃない、何というんですか、電極として水銀を使っていたんです。今は水銀を電極にする手法は取っていないと思いますが。ですから、そこから漏れたんではないかというような疑いもしまして、いろいろ調査をしたんですが、現実にはそうでなくて、トイレットペーパーの中に水銀が入っているというようなことで下水道に検出、排水を検査したらば出てくる。
私、イタイイタイ病の三井金属の神岡鉱山の問題をこの三十年ぐらいずっとやっているんですけれども、そのときも亜鉛電解工場の地下が土壌・地下水汚染されていまして、排水口から出るカドミウムよりもはるかに大量のカドミウムがその地下に、北陸電力の発電用水路は工場の下、地下十メートルを通っていまして、そこから流れていたわけです、これは裁判後分かったわけですけれども。
鉛式硫酸製造設備を持った硫酸工場だとか食塩電解工場も稼働しておりましたので、これは詳しく調査をして汚染原因者を特定する必要があると考えます。
今回同工場の第二電解工場を全面停止して、約二年半にわたる長期間のレイオフを百二十人の労働者に行うという、実質上退職みたいなことが通告されたわけであります。 私は、長い間地方に定着した地方工場というのは、地域との連帯の中でお互いに世話にもなり世話をしたりしてきているわけであります。いろんな意味で地域の中の連帯的なお世話を受けているわけです。
そこで、地域からの相談ということですが、福島の喜多方市で、先ほど申し上げました昭和軽金属のアルミ工場が、まさにアルミの問題で減量経営をせざるを得ないということで、この間、九月二十二日ですか、第二電解工場閉鎖ということがあって、遠からず人員整理に入るだろうというので大騒ぎになっているわけです。
また、伊達市及び志村化工労働組合からは、ニッケルの国家買い上げ備蓄計画策、ニッケル産業に対する抜本策及び伊達新電解工場の建設促進について要望がありました。 次に職業訓練について申し上げます。 青森、北海道において、最近の雇用情勢に対処するため、職業訓練の機動的な実施が行われているとともに、雇用需要の変化に応じた訓練科目の見直しが検討されているところであります。
この例を神岡においでになった方はごらんになったかと思いますけれども、私どもの神岡の亜鉛電解工場と発電所というのは、一緒に計画して一緒に建設を始めたのであります。
たとえば、非常にわずかな経験であれですが、前に、食塩の電解工場、苛性ソーダ工場、これは日本じゅうにたくさんあって、水銀汚染問題で非常に騒ぎを起こした工場でございますが、これが水銀中毒の患者をたくさん出しておる。ところがこれを防ぐために、たとえば建屋を取っ払ってオープンにしてしまう、こういうようなことがかつて行われたことがあります。現在はそういうことはやっておりませんが。
たとえば、かつて水銀電解工場、これは現在、日本にもまだ幾つかございますが、この水銀電解工場で水銀の蒸気が出てくる。これを一番簡単に直すには、建屋の中に入っておった水銀電解工場の建屋の壁や何かをみんな取っ払ってしまう。こういうことをやれば労働者にとって非常に安全である、こういうことが一時行われたことがあります。ところが、そういうことは外からわからない。
そうしますと、当然、電力量を消費する企業、特にアルミ精錬の工場、あるいは苛性ソーダ電解工場とか、その他パルプ工場とか、いろいろ電力を消費する工場の生産品、これも値上がりすることは当然と思います。
実態調査の一環といたしまして、かねてから御報告申し上げましたとおり、水銀法電解工場三十六社、四十九工場ございますが、これに対しまして、通産省といたしましては、六月、七月中に担当官を派遣いたしまして、各工場の水銀含有排水のいわば排水処理設備の実態でございますとか、あるいは塩水マッドの処理、保管状況、まずこういったような実態の現地調査をいたしました。
したがいまして、去る第二回の水銀対策特別会議におきまして、さらに徹底するために、先ほど先生が御指摘の各電解工場におきまして水銀電極を使っておりますので、この電解槽の水を工場の中で完全に循環させまして、いわば工場の外にそういった排水を出さないというクローズドシステムを早急に各工場に対しまして工事を行なわせる、特に過般一応問題とされました九水域、これの中にいま御指摘の三井東圧の大牟田工場も入るわけでございますが
○内田善利君 それから、この間ちょっと質問したら答弁が返ってこなかったのですが、電解工場の塩水マッドの処理のしかたについてどのように対策を講じておられるのか、お聞きしたいと思うのです。
現在では、これら電解工場は、水質汚濁防止法に基づきまして、水銀が検出されてはおりません。 しかしながら、苛性ソーダ工業三十六社四十九工場の中には、戦前より操業を開始している工場もございますし、こういった工場が工場外にどれほど水銀を流出したかにつきましては、現在調査中でございます。
○内田善利君 特に生産量の大きいものと塩素有機化合物ということでございますが、この塩素は、いま問題になっております苛性ソーダをつくるときの電解工場で塩素が出てくるわけですが、その塩素の総量が幾らなのか、そして大体大まかにどういう方向にその塩素が使われておるのか、これを教えていただきたい。
現実に四百四十九トンの水銀が各全国の四十九工場の電解工場に運び込まれて、そこの電解槽に入れられているわけですから、それはどこかに行っているわけですね。まあそういう点で、会社の報告がうそなのか、物質不滅の法則から言えば、消えてなくなることは絶対ないと思いますよね。そういう点で、私は、こういうことについては、通産省としてやっぱりもっと水銀の行くえについての調査をやっていかなければならぬと思うのです。
○塩出啓典君 それで通産省に最後に二、三点お聞きしたいと思うんですが、この有明海における第三水俣病が発生になって発見され、非常に全国的に水銀の問題が大きくクローズアップされまして、中国地方でも御存じのように苛性ソーダを製造しているいわゆる水銀電解法による苛性ソーダの電解工場が水島に四社、それから岩国に一社、徳山方面に二社と、七社あるわけですね。
○塩出啓典君 いま日本で年間に水銀がどの程度使われているのか、そのうち国内の生産と、いわゆる輸入量ですね、これは大体どの程度になるか、そのうち苛性ソーダの電解工場がどの程度、その他大体のことはわかりますか。
しかし同時に、電解工場から出ます塩水マッドの処理につきましては、現在コンクリート槽の堆積場に入れているだけでございますので、いろいろその辺には問題があるというようなことも同時に指摘しているというような報告でございます。
時間がありませんので、端的にこまかい問題を質問しますけれども、苛性ソーダ電解工場で、苛性ソーダが約三百万トン日本では製造されているわけですが、その〇・八六倍は塩素をつくっておる。
これは昭和四十一年に依頼を受けまして、いろいろな物質を調べたわけですけれども、その当時あまり予期していなかったのですが、水銀がやはり排水の中に出ておるということでいろいろ調べましたところ、やはり電解工場の排水、それから染料系統、これは触媒に使っておったらしいのですけれども、それからの排水、それが一緒になって出ておるということがわかりました。
それから現在稼働中の苛性ソーダの電解工場につきましては、基本的な対策としまして今後の苛性ソーダの新増設はすべて水銀を使わない製法でやらせるという方針にいたしております。
それから現在一番水銀を年間で使っておりますのは苛性ソーダ工場の電解工場でありますけれども、これにつきましても過去の水銀廃棄物の保管状況等につきまして、同じく今月の上旬中に三十六社四十九工場につきまして現地調査をいたすことにいたしております。
先生御指摘の、関東電化水島工場及び菱日水島第一工場も、電解工場を持っておるということで、この特定化学物質等障害予防規則を適用いたしておりますが、これらの水銀を取り扱う業務につきましては、年に二度健康診断をすることが、同規則によって義務づけられております。
それから、そういうことで水はクローズドシステムでやっておられるようですが、全化学工場、苛性ソーダの電解工場だけじゃなくて、水銀を含めでクローズドシステムの方向にいくべきであると、このように思いますが、この点はいかがでしょう。